【最低20万】出産には最低でもこれだけお金が掛かる【補助】

Blurred selective focus, Male hand with piggy bank calculating on financial, tax and business financial spreadsheet. Tax and expense cost saving for personal and enterprise corporate concept. コラム

日本は少子化になりつつある、後期高齢者ばかりが増えて、町中では子供より老人のほうが多く徘徊してる。

今の若者が結婚しない理由は色々とあると思うが、1番はお金じゃないだろうか。昔と違って企業による終身雇用もあまり現実的じゃない。若者ほど将来の不安を抱えてる。

私は今、妻が妊娠中だ。4月には出産予定だ。そんな私が現在、出産のためにかかっている費用を改めて考え直してみると、意外とかかっていることが明らかになった。

妊娠で健康保険は使えない

保険証

妊娠したかもしれないと思って産婦人科にかかる。これは誰しもが通る道だ。この際の1番最初の検診費用は「自費」だ。

日本人は基本的に健康保険に入っていて、病院にかかる際は3割負担となってる。保険証がなければ9000円かかるところ、保険証があれば3000円になる仕組みだ。

しかし、妊娠は病気ではない。これが1番の問題だ。確かに妊娠は病気とは言えない、望んでる人と望んでない人がいるかも知れないが、どちらにせよ、妊娠は「病気」ではないから健康保険が使えない。

バグだ。病院にかかってるのに健康保険が使えない。ただ、このバグも「帝王切開」になると話が変わってくる。基本的に帝王切開は赤ちゃんが自然分娩出来ない場合に行われる処置だ。

そうなると母体は「手術」という「怪我」をしていることになって健康保険が適用される。自然に産むより、帝王切開で生まれたほうが費用はかからないという意味不明な状況が生まれてる。

初回の検診では帝王切開になるかどうかはわからないが、この初回の検診で1万5000円はかかる。これは病院によって値段が変わってくる。高いところは2万くらいかかるらしい。

うちの場合は1万5000円ほどかかっている。

補助券

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妊娠出産では基本的に保険は使えないが、そのかわり妊娠しましたと市に申請すると、市から「補助券」がもらえる。

これは保険に近いもので、妊娠した後の定期的な検診の際に使用できるクーポンのようなものだ。これで実質、1回の検診にかかる手出しのお金は3000円ほどになる。

ただ血液検査や、胎児の検査などをすると、3000円以上の手出しが発生して、うちも2回ほど血圧検査などで1万円を超える手出しが発生している。

この検診は平均で14回ほどある。この回数は人によって多少前後するので、あくまで平均だが、3000円×14で4万2000円ほどの手出しが最低でも発生する。

うちの場合、血液検査などもあったため産婦人科の検診費用は補助券を使ってもトータルで6万ほどの手出しが発生している。

そこに初回の検診の費用をあわせれば7万5000円はかかっている。市の補助があるのにこれだけお金がかかっている現状だ。

出産費用

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今回は自然分娩の場合の費用だ。計画分娩や無痛分娩になると、これまた、病院によって費用も変わってくる。無痛分娩や計画分娩などになると、プラスで10万円くらいかかるのが相場のようだ。

ここでまた意味不明なバグが発生する。妊娠は病気じゃないから健康保険を使えないはずなのに、分娩費用の補助が健康保険から発生する。

「出産育児一時金」という名前で、臨月前に病院から申請してもらえば50万ほどの補助が発生する。しかし、多くの病院はこの補助費用だけでは足りない。

うちがかかった病院の場合は基本分娩費用として「61万円」という料金が設定されている。出産育児一時金の50万を使っても11万円の手出しが発生している。

補助があるのに手出しがある。検診も出産も意味不明だ。最低でも出産までに18万5000円の費用がかかっている。

赤ちゃん用品

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当然、赤ちゃんが生まれるのだから赤ちゃんのものを用意しないといけない。金額の大きなものだとベビーカー、抱っこ紐、ベビーベッドetc….

知り合いや友人から「もらう」というパターンや「メルカリ」などで中古を買うという手段もあるが、新品の場合はベビーカーなら2万、抱っこ紐も2万ほどかかる。

私の場合はベビーカーは妻の知り合いから、抱っこ紐は2万のものを購入予定だ。ベビーベッドは「いらない」という判断になった。このあたりは各ご家庭でよく話し合っていただきたい。

ベビーカーもベビーベッドも抱っこ紐も新品で購入するとなれば、5,6万の追加費用がかかってくることになる。

当然、赤ちゃんが着るもの、肌着や洋服なども準備が必要だ。これに関してはブランド品を選ばなければ西松屋あたりで1000円くらいで購入できる、赤ちゃんに可愛いもの、良いものを着せたければMIKIHOUSE等の商品は1万円くらいする。高い。

うちの場合は抱っこ紐2万、洋服関連はおじいちゃんやおばあちゃんも購入したので自分たちでは1万円ほどしか手出ししていないが、トータルで赤ちゃん用品の購入で3万くらいかかっている。

更に「ハイローチェア」を購入している。これは揺ら揺らと揺れるベッドのようなもので、一時的に赤ちゃんを置いておく場所だ。これは妻の要望でメルカリでプーさんの限定商品を購入した。8000円ほどだ。

メルカリや中古品に否定的な考えもいるかも知れない。ただ、赤ちゃんのものは使う期間が恐ろしく短い。赤ちゃんは成長する、体はどんどん大きくなり1歳にもなれば歩き出す。

新生児用の服に1万円出しても、それを着れるのは半年ほどだ。このあたりの価値観は人によって違うので、ご家庭でよく話し合ってほしい。

ここまでで、うちの場合は合計22万2000円だ。これくらいは最低でもかかると思ってもらっていい。

子供は贅沢品

ここまでは出産に至るまでの費用だ。しかし、生まれてからもお金は当然かかってくる。うちの場合は食費は完全母乳の予定だが、オムツなどは当然必要だ。
国からの補助として「児童手当」もあり、1万5000円もらえるが、これで足りるかどうかは疑問なところだ。特に粉ミルクなどを使用する場合は1万5000円で収まるかどうか微妙なラインだろう。

こうやって書いていくと本当に現代社会において「子供」は贅沢品だ。お金を持っていなければ子供を生むことすら出来ない。

20代の貯金額の平均値は176万円、中央値は20万と言われてる。お金がない20代が「20万」の出費をして子供を生んで育てるのはかなり難しい事がわかる。

少子化が進むのも当たり前だ。国は少子化を解決したいなら、少なくとも出産に至るまでにかかる費用を補助してもらわなければ、若い人が子供を作ることは現実的じゃない。

補助券があるのに手出しがある。このバグってる状況をなんとかしないと、少子化が解決することはないと私は思っている。

不妊治療は保険適用

2年ほど前から不妊治療は保険適用になっている。不妊は病気、体の異常という考え方だ。

不妊治療が保険適用になったことは素晴らしいが、それよりもまず、自然に妊娠して出産しようと思ってる負担をなんとかしないと、この少子化は解決しそうにない。

いくら不妊治療が保険適用でも、妊娠後には最低でも20万かかり、
出産後にもどんどんお金がかかってくる。もちろん、それくらいの余裕がない人が子供を育てる権利はないという現実であることはわかるが、もう少しなんとかしてもいいんじゃないかと感じてしまう部分だ。

私はありがたいことに、それなりに収入も安定していて、20万の手出しも別に痛くはない。ただ、地味に「毒ダメージ」のように検診のたびに3000円支払ってる中で政治家が少子化改善!と叫んでいるのは矛盾を感じてしまう。

百合子の贈り物

余談だが、同じ日本に住んでいても、住んでいる場所、市や区によって補助が結構変わってくる。特に東京都の場合は小池百合子都知事の政策により、「15万円分」の赤ちゃんギフトがもらえる。

とんでもない金額だ。ベビーベッド、抱っこ紐、ベビーカー、赤ちゃん服といったベビー用品が選びたい放題だ。最低限の手出しの20万のうち東京なら15万も軽くなる。意味がわからない。

これを読んでいる妊娠中の方はぜひ、お住いの自治体の補助について調べてほしい。こういうのは自分で申請しないといけない場合がほとんどだ。申請しないと損だ。

残念ながら私が住んでいる横浜市にはそういう政策はない。30年以上住み続けてこの仕打ちだ。

今まで横浜市から出るという選択肢は私にはなかったが、今回ばかりは東京都に住民票を移したくなってしまった

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