【上野】東京もんじゃ旅、もんじゃは安くて美味い【浅草】

六文銭もんじゃ オタクの旅log

もんじゃといえば「ゲロ」と称されるほど見た目が悪い食べ物だ。しかし、味は良い。昔は駄菓子屋で子どもたち向けに売られていたもので、子どもたちが文字や絵を書いて焼いていたらしく「文字焼き」から「もんじゃ」という名前になっている。

もんじゃは東京の食べ物だ。関西にはお好み焼きがある。お好み焼きをじゃばじゃばにしたものがもんじゃだ。具材は何でも有りでベビースターは定番で、そこにチーズやら海鮮やら肉やら入れまくって焼く。

薄く焼いているおかげで「おこげ」ができてうまい。小さなヘラでこすり取りながらちびちび、酒とともに嗜む。子供も大人も楽しい食べ物だ。

もんじゃ映え

そんな下町の食べ物「もんじゃ」ではあるが、最近はインスタグラムを筆頭に若者向けに「映え」を意識した商品を提供しているお店も多い。この手のお店は見た目だけでコスパも悪く行く価値はない。

もし、この記事を読んでいるあなたがインスタグラマーで映えるもんじゃ焼き屋を探しているのなら、いますぐインスタグラムに帰ってほしい。今回紹介するのは私が行ったもんじゃ焼き屋であり、アラフォーのおじさんがそんな映えるもんじゃ焼き屋に行くわけがないからである。

ただ焼く前の「もんじゃ」は結構映えるものがある。焼いてしまうとただのゲロにしか見えないが、焼く前の具材てんこ盛りな姿は映えるものがあり、てんこ盛りにされた「かき氷」のようですらある。

そこにつけこんで、映えを意識したもんじゃ焼きやも多い。ただ、個人的に言わせれば「下品さ」がどことなく漂っていると思う。映えるために具材をてんこもりにして値段もかさ増ししている姿は下品の極みだ。

月島もんじゃストリート

月島もんじゃストリート

東京の月島といえばもんじゃだ、もんじゃストリートと呼ばれる場所はなんと40店以上のお店があるらしい。「らしい」と言っているのは私が肝心の月島もんじゃを食べたことがないせいだ。

もしかしたら今回紹介するお店よりも、月島のもんじゃ焼きのほうが
旨くてコスパが良い可能性もあるが、今回は月島もんじゃは残念ながら除外して紹介することにする。

いつか機会があれば月島にも行ってみたい。

もへじ

もへじ

「月島もんじゃ もへじ」は店名でも分かる通り、月島に本店がある有名店だ。ただ月島以外にもいろいろなところにお店が有り、私が訪れたのは「上野」と「横浜」のおみせだ。

ここはどちらかといえば若者向けのおしゃれさすらあるお店だ。お通しで「イカ」を焼いてくれて、店員さんがもんじゃを焼いてくれる。

お店によって違うのだが「もんじゃ焼き」は自分で焼くスタイルと、店員さんがやってくれるスタイルの2つがある。これに関しては好みではある、もんじゃ焼きはやったことがない人が焼くと「土手」と呼ばれる具材の壁からだし汁が漏れて崩壊してしまうことがある。

もっとも最終的に混ぜて薄く伸ばして焼くのだから土手が崩壊しても、そこまで味はかわらない。見た目も変わらない。なんとなく土手が崩壊すると残念な気持ちになるくらいだ。

そんな残念な気持ちを味話無いために店員さんが焼いてくれる店も多いが、「もへじ」は人気なお店なだけあって待ち時間が長い。店員さんが各テーブルを回って「もんじゃ」を焼いてくれる時間待っていなければならないのが非常にうざったらしく、私はこのスタイルが嫌いになってしまった。

「もへじ」自体もコスパは良くない。味はそこそこだが、ミックスもんじゃなどの定番のもんじゃでさえ1500円を超える値段だ。味はそこそこ、待ち時間もそこそこで、もう訪れることはないと思っている。

もっともデートには向いているのかもしれない。お酒をゆっくり飲みながら店員さんが焼いてくれるのを待つ間におつまみも頼んでたしなみつつ、ゆっくり会話をしながら男女の恋に華を咲かせるのなら「もへじ」はおすすめかも知れない。

なお、コスパは悪い

喜多由

喜多由もんじゃ

もへじは都心に限らずいろいろなところにお店があるものの、こちらの「喜多由」は自由が丘にしかない。自由が丘から徒歩5分に満たないところにある。かなりの穴場なお店だ。

ここはお通し代をとらないシンプルな料金体系になっていて、自分で焼く方式だ。昼に行くとおばあちゃんがワンオペしてたりするような地元密着型のお店になっている。

シンプルなもんじゃ焼きなら900円ほどど値段も手頃、アルコールの類もワンコインのものも多く、ガバガバ飲めてガバガバ食べられる。そんな気軽さがあるお店だ。

しかもランチならお好み焼きの食べ放題までやっている。恐ろしくコスパが高い。そして味もいい。
私はお好み焼きは食べたことはないが、もんじゃ焼きも美味しく、名物の「たこステーキ」も絶品だ。

自由が丘にしか無いというのが欠点ではあるものの、自由が丘に訪れた際にはぜひおしゃれな自由が丘ランチをガン無視して、下町情緒あふれる「喜多由」に訪れていきたいところだ。

六文銭

六文銭もんじゃ

月島と近い浅草にも数多くのもんじゃ焼き屋が存在する。そんな中でも老舗の1つが「六文銭」だ。本店と近い場所に支店もあるものの、どちらもいつも混んでいる。

ここも自分で焼くスタイルのもんじゃ焼き屋で、しかも、味付けも自分で出来る。喜多由はあらかじめ味付けは済んだ状態で提供されるが、六文銭は自分で好きなように味付けできる。

味の素をいれまくってもいい、薄味にしても良い、自由だ。お通しで枝豆はでるものの、比較的リーズナブルなお値段になっていて、味もうまい。安いもんじゃなら830円、高くても1200円だ。リーズナブルすぎてびびる。

アルコールは600円からと喜多由に比べると若干高いが、まあ場所代と考えれば安いものだ。名物のカマンベールもんじゃはカマンベールチーズが丸々1個乗っかってて、老舗の店でありながら「映え」要素もある。

なお私はカマンベールもんじゃは頼んだことがない(苦笑)テレビなどでも何度も紹介されるほどの有名店ではあるものの、下町情緒あふれるお店でリーズナブルにもんじゃを楽しめるお店だ。

もんじゃは美味しい

たこステーキ

もんじゃは美味しいし、楽しい。友達同士や恋人同士、家族でもワイワイいいながらちょこちょこ食べられる素晴らしい料理だ。しかも値段もリーズナブルだ。

ただ、お腹にたまらずに何個もたのでしまって気づくといいお値段になっていたりするのは注意すべきところだが、もんじゃを食べたことがないという人は1度は訪れてほしい。

もんじゃという料理の都合上、眼の前には鉄板が各席にある。同時に鉄板焼も楽しめるのも「もんじゃ」の良さだ。イカやタコを目の前で食べながら酒を流し込む。これぞ下町料理だ。

お好み焼きとはまた違った粉もの料理の美味しさと楽しさが味わえるはずだ。もんじゃを味わったことがない人はぜひ、1度は味わってみてほしい。

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