【ひみつの本屋】映えと古き良きが同居した観光地・熱海【熱海サンビーチ】

熱海祭 オタクの旅log

関東の海沿いにある観光地として有名なのが熱海だ。熱海より、もう少し南に下れば伊東や伊豆といったリゾート観光地も待ち構えている。もう少し都心よりには「湯河原」、そして「箱根」も待ち構えている。

都心から1時間ほどで行ける気軽さも有り、観光地としてかなり人気の場所の1つだ。そんな熱海だが、若者向けの映えを意識しつつ、古き良き観光地が残る場所だった。

熱海で食べ歩き

熱海

最近の観光地はどこも若者向けの「食べ歩き」を意識したお店並びになっていることが多い。熱海も類に漏れず、駅を出て海の方に向かう道に行けば「食べてください!」といわんばかりに色々なものを売っているお店が並んでいる。

個人的にそこまで食べ歩きはしない主義なのであまり興味はなかったが、いろいろな種類のお店が有り、食べ歩きにはバッチリだ。

駅前付近はかなり「若者向け」を意識したお店が並んでいて、熱海のやる気を感じさせる。湯河原とは大違いだ。

熱海城

静岡県熱海市 熱海城

熱海は「見どころ」がかなり多い、自然しかない湯河原と違って、きちんと観光する場所がある。例えば「熱海城」など熱海のシンボルとして存在感がある。

ただ、熱海城の中自体はそこまで面白くはない。この熱海城、戦国時代からありそうな雰囲気を醸し出しているが、建築されたのは1959年で天守閣風の建物だ。観光施設として最初から作られている。

なかは美術館のように色々な展示物が有り、それをみつつ、
最上階の天守閣から熱海を一望する。それだけではあるが、観光施設としての存在感がきちんとある。

熱海は温泉や海という自然の観光資源がもともとあるが、そこに甘えずに50年以上前から「観光」を意識した街作りが行われている印象だ。

熱海城だけでなく大人のテーマパークである「秘宝館」などもあって、見るべき場所、行きたいと思わせる場所はかなりある。

古き良き観光要素

そんな若者を意識した観光施設だけでなく、古くから存在するものもかなりある。「お宮の松」の像や、「来宮神社」など古くから有名な観光場所もちょこちょことある。

季節によっては熱海梅園で梅すら楽しむことが出来る。湯河原にあるものは大体ある。何度も湯河原と比べてしまって申し訳なくなるが、お隣だからこそ、どうしても比較してしまう。

湯河原には古き良きしかないが、熱海はバランスよく新しいものも古いものもある。だからこそ観光地として人気になっているのを行けばひしひしと感じてしまう。

まつり

熱海祭

私が行った時期はちょうどお祭りの時期だった。街中を様々な「山車」がかけまわっていて活気あふれる町並みとお祭りの雰囲気を楽しむことが出来る。

これがシンプルに楽しい。お祭りに参加していなくても、その雰囲気が素晴らしく、こういう「文化」をきちんと残しているところも素晴らしい。

ぜひ頭に訪れる際はお祭りの季節の夏をおすすめしたい。1日目の夜はお祭りの雰囲気を楽しんだり、熱海の海を楽しんだりして、2日目は熱海城などの観光施設を回る。

さすがに3泊4日など長期で行く場所ではないが、都心から1時間で土日の1泊2日の小旅行をする場合などにはおすすめだ。

失敗した宿

熱海ホテル朝食

ただ今回泊まった宿に関しては若干失敗したと感じてる。私は温泉にいくときに基本的に部屋風呂があるところを選んでいる。もちろん今回も部屋風呂のある部屋を取った。

ただ仕組みが非常に面倒くさかった。湯河原の宿はずっと温泉が垂れ流しになっていて、いつでも適温で入ることが出来た。しかし、今回の宿は風呂桶に自分で温泉を貯めないといけない。

貯めるまでの時間もそこそこかかるうえに、1回入ったあとにしばらくすると当然お湯が冷めている。せっかく部屋風呂にしたのに部屋風呂を楽しみきれなかったのは残念なところだ。

もっとも、その分、値段も手頃だったため納得できる部分では合ったが、今度からは部屋風呂かどうかだけでなく、かけ流し状態かもチェックしないといけない。

居酒屋と名物

熱海イカメンチ

熱海は居酒屋もかなり豊富にある。私が訪れたのは熱海銀座おさかな食堂で、魚を使ったメニューが豊富なお店だ。

そんな中で熱海が推してる「イカメンチ」というものがある。その名の通り、イカや魚のすり身をつみれ状にして揚げたものだ。これがなかなか美味しい。シンプルではあるものの、シンプルだからこそ美味しく、私は1店舗でしか食べなかったがお店によって味も違うらしい。

熱海に行った際はぜひ、イカメンチを食していただきたい。

熱海のひみつの本屋

熱海ひみつの本屋

熱海は見どころも多く、温泉も入れて、季節によっては梅やお祭りを楽しめる。観光地として完成度田が高い場所だ。都心から1時間というのもほどよい小旅行には最適だ。

そんな熱海だが「ひみつの本屋」というお店がある。お店は鍵がかかって普通には入れない。この「鍵」を入手るすために、まずネット上で入場料を払い、鍵が預けられている店舗に行くことで鍵をもらって初めて入れる場所だ。

中は古い小説家の家のようになっていて、沢山の本が並んでいる。ちなみに本は3冊まで無料で1日レンタルすることが出来る。旅の宿泊先で読む本を借りるために訪れるのも有りだ。

あまり多くの人には知られていないようでかなりの穴場だ。ちょっとした探検気分でデートでも家族でも一人でも楽しめる。

熱海に訪れた際はぜひ、ひみつの本屋にも足を運んでいただきたい。

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