現代人は常にインターネットに繋がっていないと不安なもの。スマホ、もしくはパソコンで多くの人がネットに繋がっている。そんな人達が1度は考えることが「モバイルwifi」を契約するかどうかだろう。
しかし、私に言わせれば「無駄」の一言だ。ポケット型wifiはいらない。必要がない。なぜその結論に至ったのか、理由はシンプルだ。
スマホのテザリングで十分
モバイルwifiを契約する動機として外でパソコンをネットに繋ぐために使うという人が多いだろう。仕事先でも使いたい、仕事先にwifiがあるかどうかわからない、借りることができない。
だからモバイルwifiを契約するという人も多い。私もモバイルwifiをそういう理由で契約していたことがある。しかし、今のスマホには「テザリング」機能がある。
これはスマホ自体をwifiの親機にしてスマホでつながってる回線をパソコンなどでも使えるようにする機能だ。iPhoneなどを筆頭に多くのスマホが、このテザリング機能に対応している。
大体の人がスマホは持ち歩いているはずだ。わざわざ「モバイルwifi」というお荷物を増やす必要はない。
ただ、テザリングを使用するとスマホで契約しているSIMのデータ容量が不安という人もいるかも知れない。それも余計な心配だ。
モバイルwifiの月額費用
モバイルwifiの月額費用は使いたい放題だと3000円~5000円だ。3000円くらいで使いたい放題なら安い!と思うかもしれないが、大体が2年間などの縛りがあったりして、解約する時に不便になりがちだ。
例えば3大キャリアの使いたい放題、データ容量無制限なら大体7000円ほどだ。3大キャリアの通常プランの場合、GBにもよるが2000円から3000円ほどになる。通常のプランに4000円たすだけでデータ容量を気にする必要はなくなる。
2年間の縛りがあって解約料なども掛かる可能性があって3000円で使いたい放題のモバイルwifiを契約するか、スマホ自体のデータ使用量も無制限になって今のプランに4000円ほど追加してデータ使用量を無制限にするか。
選択肢は2つではあるが、この約1000円の差のためにわざわざモバイルwifiを契約するのはかなりバカバカしい。
スマホだけでなくモバイルwifiも持ち歩く手間、モバイルwifi自体の充電など気にすることが増える、精神的な負担がモバイルwifiの分だけ増えてしまう。
あきらかに「モバイルwifi」というものを契約する必要がないことがお分かりいただけるはずだ。しかも、スマホをポケット型wifiとして使うなら、更に格安で利用する方法もある。
デュアルSIM
スマホをモバイルwifiがわりにするなら「デュアルSIM」というのを使うのも手だ。
最近のスマホはメインの回線の他にサブの回線、SIMを2ついれることが出来るものが多い。これを利用してメインの回線は格安に抑えつつ、外で大容量のデータ通信を行うときはサブの回線に切り替えるという手法が1番賢い。
しかも最近は「eSIM」というものも存在する。この「eSIM」はスマホの中に「SIM」のデータを書き込んで使うもので「SIM」カードすらいれる必要がないうえに、複数のesimをスマホの中にいれることが出来る
(いくつ入れられるかなどはスマホの機種によって違うので注意)
ここで問題になってくるのはどこの携帯会社と契約するかだ。私の場合、メイン回線は「mineo」という会社を使っている。mineoの5GBのプランで契約していて、月々1580円支払っている。
これがメインのSIMだ。更に2つのSIMを使い分けている。
楽天モバイル
楽天モバイルは第4のキャリアとして最近注目されている。以前は繋がりにくいという問題が合ったが、最近はかなり改善されてきている。この楽天モバイルは月々980円~という料金体系になっている。
楽天モバイルは3GBまで980円で使うことが出来る、それ以上のデータを使用すると段階的に金額があがっていき、最終的に2980円が上限となってデータ量自体も無制限で使いたい放題だ。
外でデータ通信を大量に行わない月は980円、大量のデータ通信を行った月は2980円と、モバイルwifiを契約するよりもかしこく使用することが出来る。普通にモバイルwifiを契約して3000円~5000円毎月無駄に払うよりは賢い。
ただ、これだと980円は最低でもかかってしまう。以前は基本料金は0円だったので契約していたのだが、改悪で980円はかかるようになってしまった。
ただ私の場合は楽天市場でのポイントアップの目的もあるうえに楽天ポイントを使用することで使用料を払ったことがないので、今も契約し続けている。
povo
最強なのがpovoだ。povoはプリペイド型の料金体系になっていて月額使用料はかからない。使いたい時に課金することでデータ容量を購入し使用することが出来るイメージだ。
更に最強なのが「24時間使いたい放題」のプランだ。330円払うと24時間、データ容量無制限で使うことが出来る。例えば旅行に行くから、その間だけメインの回線のデータ容量だけでは足りないから課金してpovoに切り替えるような使い方ができる。
しかもこれが最強なのは24時間といいながら実質2日間使うことが出来る。
例えば1日目の朝7時に課金する、24時間なら2日の朝7時までしか使えないのか?と考えてしまうが、実は2日目の24時まで使用することが出来てしまう。
1日目の午前0時に課金すれば、2日目の午後23時:59分まで
最大約48時間データ無制限で使えてしまうのがpovoの強みだ。
仕事の時に、月に数回しか外で大容量通信しないという人はかなりお得になっている。

データ時代を賢く生き抜こう
簡単にまとめるとこうだ。
・モバイルWifiは無駄、それなら3大キャリアの無制限プランに切り替えろ
・安く抑えるならメインのSIMにくわえてpovoを契約して使うときだけ24時間プランに課金する
我ながら実にわかりやすい。
人によっては「家で使うメインの回線」としてモバイルwifiを使用してる人もいると思う。しかし、これもかなり無駄だ。モバイルwifiは不安定な通信で通信速度も良くない、光回線を契約できる場合はそっちのほうがいい。
光回線を引くことが出来ない!という人もいるかも知れない。そういう人はDocomoのHome 5gを使用しよう。
ポケット型wifiの会社もホームルーター型のwifiを発売してるが、それを契約するくらいならDocomoのホームルーターのほうが圧倒的に速度が早い。月額も4000円ほどだ。
高いという人は「楽天モバイル」をホームルーターとして使用しよう。2980円で縛りもなく使いたい放題なのはかなりお得だ。もちろん、つながるかどうかの確認は必要だが…
兎にも角にも、モバイルwifi、ポケット型wifiは契約するだけ無駄だ。かしこくsimを使い分けよう。
