携帯キャリアは以前までは大量のキャンペーンを行ってて、MNPをすると3万円のキャッシュバックだったり、iPhoneを無料でゲットできたりと、かなりお得な時代があった。
しかし、そんな時代も政府の規制により無くなり、以前ほどの旨味はなくなってしまった。一時期はMNP携帯乞食なんて名前で、大量の回線を所持してMNPを繰り返すことで稼いでいる猛者もいたほどだ。
携帯キャリアのMNPは以前ほどの旨味はないものの、光回線はまだかなり美味しい状態なことを、皆さんご存知だろうか?
キャッシュバックは3万~5万円
光回線は新規もしくは乗り換えという事業者変更を行えば、大体、どこのプロバイダでも3万から5万円のキャッシュバックをもらえる。特に条件などもなく、1年で別の回線に乗り換えても、多少の解約料を払うだけで済むことが多い。
(解約料は大体1ヶ月分の料金)
つまり、1年毎に事業者変更をしないと損な状況だ。
私が以前まで契約していた楽天ひかりはマンションプランの場合、月々4180円。1年で50160円の料金がかかっている。
今回、私はビッグローブ光に乗り換えることにした。ビッグローブ光は同じマンションプランの場合、月々4378円。1年で52536円だ。ここにさらに、事業者変更の手数料が3000円と工事費として2200円がかかる。
つまり、今後1年楽天ひかりを利用し続けた場合は50160円。
ビッグローブ光に乗り換えると57736円だ。
乗り換えたほうが損では?と一瞬思うかもしれないが、ビッグローブ光はキャッシュバックで4万円もらうことが出来る。つまり、今後1年でビッグローブ光にかかる費用はキャッシュバックを差し引くと17736円になる。
楽天ひかりをこのまま使い続けるよりも32424円お得だ。実質、ビッグローブ光に転用することで光回線を月々1478円で使えると思えばかなりお得だ。
やらなきゃ損なのが光回線の事業者変更だ。ビッグローブ光だけでなく、様々な回線業者がキャッシュバックをキャンペーンを行っている。この波に乗らないわけには行かない。
事業者変更は簡単
事業者変更はかなり簡単にできる。今契約しているプロバイダに「事業者変更承諾番号」を発行してもらう。この番号を新しいプロバイダの申込みの際に記入すれば自動的に事業者変更をすることができる。
ものすごく簡単だ。あとは切替日を待てばいい。切替日までにはプロバイダから接続情報の紙なども送られてくるはずだ。
設定が必要な場合は、それで設定すれば終わる。このあたりは知識があるかないかでハードルが変わってくるが、携帯のキャリアのようなお手軽感は薄い。
問題はipv6
問題になるのがipv6接続のためのIPoE設定だ。最近のプロバイダはどこもIPoE接続を利用することができて、より速い速度で安定してネットに繋ぐことが出来るようになっている。
しかも、このIPoEは設定すら必要がない。対応しているルーターなら自動的に接続情報を読み取ってネットに接続してくれる。新規で光回線を契約するなら対応ルーターを用意するかプロバイダでレンタルすればケーブルをつなぐだけでネットに繋がるようになる。初心者に優しい方法だ。
しかし、問題になるのはこのIPoEの設定が1回線につき1つしかできないことだ。このIPoEの設定はプロバイダを解約すると基本的には自動的に解約されるが、タイムラグがある。
それが新しいプロバイダにした当日なのか、翌日なのか、はたまた1週間後かは業者によって違う。以前のプロバイダでのIPoE設定が解除されない限り、新しいプロバイダでIPoE設定することができない。
ネットの接続自体は手動でPPoE設定すればつながるのだが、IPoEによる接続にはタイムラグが生じる。この点を考慮していただきたい。
私の場合
ここで私の例を出してみる。
・3/15 楽天ひかりに事業者変更番号を申し込む
↓
・3/16 楽天ひかりから事業者変更番号が届く
↓
・3/16 ビッグローブ光に事業者変更を申し込む
↓
・3/19 回線切り替え工事が25日に決定
↓
・3/23 ビッグローブ光から接続方法などの手紙が届く
↓
・3/25 回線切り替え完了、PPoE設定をルーターに設定し接続確認
この時点で楽天ひかり回線でIPoE接続は可能のまま。
↓
・3/25 楽天ひかりにサポートチャットでIP6接続の解約を依頼
↓
・3/26 楽天ひかりのIPV6接続が11時頃に解除されたのを確認
↓
・3/26 16時にビッグローブ光よりIPV6の設定完了メールが届く
↓
・3/26 ルーターの設定を自動設定に戻し、ビッグローブ光でIPoE接続を確認
こんな感じだ。
私の場合は早くIPoE接続を利用したかったので自ら楽天ひかりに
IPV6接続の解約を依頼したりしたが、依頼せずとも数日で解除される場合も多い。
ただ依頼しない場合はプロバイダによってIPV6の解除の日数がどれくらいかかるかわからないため、できれば自分で解約したほうがいい。
私は仕事場として事務所も借りているが、今回、同じ用に事務所の回線も変更することにした。事務所はOCN光だ。OCN光の場合は少し違った結果になった
・3/19 事業者変更番号を申し込み、即日発行
↓
・3/19 ビッグローブ光に申込み
↓
・3/22 校時切替日が29日に決定
↓
・3/26 ビッグローブ光から接続方法などの手紙が届く
↓
・3/29 回線切り替え完了、PPoE設定をルーターに設定し接続確認
この時点でOCN光でIPoE接続は可能のまま。
↓
・4/1 OCN光のIPoE接続ができなくなる
↓
・4/1 17時にビッグローブ光よりIPV6の設定完了メールが届く
↓
・4/1 ルーターの設定を自動設定に戻し、
ビッグローブ光でIPoE接続を確認
OCN光の場合は切り替え日によるらしいが、月末にIPoE接続が解除されることを確認できた。調べたところ、ネットや電話などで解約できないようで、OCN光が解除してくれるのを待つしか無い。
プロバイダによってはPPPoE接続に対応していないものもある。私が調べた限り「So-net光minico」はPPPoE接続に対応していない。こういうプロバイダを選んでしまうと、そもそも事業者変更でインターネットが使えない期間が存在してしまうので注意だ。
1年毎に乗り換えて4万円もらおう
細かい部分で知識が必要になるところや、ipv6の罠などあるが、1年間で光回線を乗り越えないと損だ。乗り換えるだけで実質約3分の1の値段で光回線を使うことが出来る。
携帯回線のように何十回線も用意して稼ぐみたいなやり方はできないが、少なくとも月額料金を3分の1にすることができるのは利点でしか無い。
乗り換えずにそのまま使ってても割引されることもキャッシュバックされることもない。常に情報を仕入れ、オトクなキャッシュバックで光回線を1年毎に乗り換えないと搾取されるだけだ。
携帯回線のように、もしかしたら光回線のキャッシュバックも規制されるかもしれない。ただ、携帯電話のように何十回線と個人が持つことは難しい光回線なだけに、今後も規制されずに続くかもしれない。
それを考えれば1年毎に乗り換えないほうが損だ。
おすすめプロバイダ
キャッシュバックが盛り上がってるプロバイダはいくつかある。
まず1つがビッグローブ光だ。
時期にもよるが1GB回線で40000円のキャッシュバック、更にクーポンなどによって8000円増額されたりもする。私は現在、ビッグローブ光を使っているが回線速度も問題なく、サポートチャットの反応もかなり早かったためおすすめしている。
次にGMOとくとくBB光。
こちらも広告などでよく見かけるが、現金のキャッシュバックは30000円で、他者解約料金のキャッシュバックなども行っている。若干、キャッシュバックをもらう手順が面倒くさいことは注意だ。
次に楽天ひかり
キャッシュバック自体は0円だが、楽天ひかりの強みは半年間プロバイダ料金が無料なことだ。とりあえず光回線を安価で使いたい!という人にはおすすめだ。楽天ひかりを半年契約した後に、他の光回線に切り替えるのは賢いやり方だ。
この他にもキャッシュバックを行っている光回線もある、関西地方限定の光回線などもあるため、各々調べていただきたい。
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