え?これで終わり!?「すべての終わり」感想



本作品はNetflixで配信中の映画作品。

ストーリー的には凄くわかりやすい。
結婚を予定している彼女が居る主人公、だが彼女の父とは超絶、仲が悪い。
そんな中で遠くにいる彼女が音信不通になり、
ありとあらゆる場所で災害が起こり、電話も通じず、空港も閉鎖され、
情報がなにもないままパニックに陥るという感じ。

この災害については結局「ふわっ」っとしている。
作中では戦争が起こっただの核ミサイルだの陰謀論だの、
色々なことが原因かもしれないと小出しの情報が出てくるが、
それについて主人公が解き明かしたりすることはない。
主人公はとにかく婚約者に会いたい。
そんな中で義理の父と一緒に車で彼女のもとへ向かうという感じだ。

最初は絵に描いたような義理の父と主人公の仲の悪さが笑える。
旅をする中で徐々に打ち解けていくさまはありきたりではあるものの面白い。
途中で「ヒャッハー!」なやつが襲ってきたり、
拾った女性と3人で旅をしたりと色々と途中まではそこそこ楽しめる。

だがラストが問題だ。結局、災害から来るまで逃げるシーンで終わる。
主人公と彼女が逃げ切れたのかすらもわからず、
この災害の原因が果たしてなんなのかもわからず、
1%もすっきりとしないラストはなんだかなーという感じしか残らなかった。

全体的に見て何が描きたかったんだろうかと思う作品だった。
主人公と義理の父のキャラクターは悪くない、
途中までのストーリーもそこそこ楽しめる。
だが、終盤に向かうに連れて微妙さが増していき、
ラストシーンのスッキリとしない感じは余計にフラストレーションが溜まる。

ロードムービーの道中として面白いのも序盤だけで、
中盤からは序盤と似たようなイベントが起こるだけで、
特にそこに面白みがない。

いっそ「ただの世界的な災害で情報が入らなかっただけでした」みたいな
オチがあればすっきりとしたかもしれない。
主人公が最後の「あれ」に飲み込まれて、地球が映し出されて
地球滅亡寸前でしたみたいな映像が流れば納得したかもしれない。

色々と小出しの情報で推測したり、映画の意図みたいなのを
考察することはできるものの、結局、見る側の想像でしかなく答えがない。
今から見る人はラストがもやもやすることを覚悟の上でご覧頂きたい。

Posted by 笠希々