「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス」感想

本作品はガーディアン・オブ・ギャラクシーシリーズの2作目。
マーベル・コミックとは共通の世界観を持つ作品だ。

冒頭から魅せてくれる。
正直に言ってしまえば私は一作目の方はあまり刺さらなかった。
もちろん面白くはあった、だが物語のテンポや内容など
面白かったのだが、もう1度みたいという感じや他人にすすめるほど
「面白いよ!」と叫ぶほどの作品ではなかった。

ただ、今作は冒頭から「あ、面白い」と素直に感じさせてくれる。
前作の一件で小さくなってしまったグルート、
可愛い姿で音楽に合わせてノリノリに踊りながら、
そのバックでは巨大宇宙生物と仲間たちが戦っている。

カメラのピントはグルートだ(笑)
裏では壮大な戦いが描かれているのに、そんなことを無視して
可愛く踊るグルートの姿と背景のギャップが笑いになっており、
彼が踊り、ドタバタを駆け回る姿は本当にかわいい。

作中でも彼の活躍は何度も笑わされる。
いじめられた相手への復讐だったり、知能が低いゆえの間違いだったり、
爆弾のスイッチを押し間違えそうになったりと、
前作にはなかったキャラクターのマスコット的可愛さがあり、
ラストで少し成長してしまったことが残念でならない。

ストーリー的にもシンプルだ。
前作は「インフィニティ・ストーン」というマーベルコミックの世界観での
キーアイテムが物語の主軸になっているせいもあり、
やや複雑な部分もあり、シンプルに分かりやすく楽しめるストーリーとは
言い難い部分があった。

しかし、この2作目はシンプルだ。
主人公が知らなかった自分の秘密、自分の父親の真実が話の中心となり、
自分を育ててくれた「ヨンドゥ」との関係性や、仲間たちとの絆など
複雑な要素のないシンプルなストーリー展開だ。

そのシンプルなストーリーの中で光るのは音楽とアクションシーンだろう。
前作からもお馴染みの「70年台~80年台の洋楽」にあわせて描かれる
クールでハチャメチャなアクションシーンは見ていて痛快であり、
冒頭のグルートのダンス、ロケットの武器の使い方、ヨンドゥの矢捌きと
音楽に合わせて描かれるアクションシーンはインパクトが強く面白い。

分かりやすいストーリーの中で素晴らしいアクションシーンと音楽、
そして感情移入しやすいキャラクターたちの物語は、
シンプルでありながら、ストレートな面白さを感じさせてくれた。

ややアメリカンなジョークや下ネタなどもあるため、
子供に見せる映画としてはやや刺激的かもしれないが、
頭を空っぽにして楽しめるいい映画だった。

私が一作目も見てしまってるため、断言はできないのだが、
おそらくは一作目を見ていなくても楽しめると思う。
それくらい1つの作品として完成されている作品だった。

Posted by 笠希々