「デモンズプラン」感想

漫画レビュー


本作品は週刊少年ジャンプで連載していた漫画作品。
全2巻12話のいわゆる打ち切り作品だ。

1話自体は決して悪くはなかった。
選ばれればどんな願いでも叶えてくれる悪魔の設計図、
主人公とその友人はその設計図に挑戦するために日夜働く日々、
だが、挑戦権を得るためのお金が溜まった日に冤罪で友人が捕まり・・・
という所からストーリーが始まる。

この悪魔の設計図、実はどんな願いでも叶えてくれるものではない。
実際は「選ばれし人間を悪魔に作り変える」ものであり、
その真実を知り絶望した友人は悪魔に身を落とし、
そんな友人を救おうとした主人公もまた悪魔に身を落とす。

二人とも悪魔になってしまい、友人は悪魔に連れされどこかにいってしまい、
主人公は友人を探すために旅に出る。
王道ではあるものの期待感を感じさせる始まりであり、
そこまで悪くない。

だが、すぐに「え?そういう展開?」という感じになってしまう。
悪魔は100体いるようで、悪魔は不老不死、死ぬためには悪魔に殺されるか、
他の悪魔を全て殺せば人間に戻れる。いわばバトルロワイヤル状態だ。
連れされた友人は蚊帳の外でどうでもいいストーリーばかりが描かれ、
どうでもいいキャラばかりが追加され、
魅力のないヒロインやキャラクターと主人公が絡んでも特に面白みはない。

主人公の能力も地味だ。
他の悪魔の能力は体の中から武器やらなにやらを出してくる能力だったり、
ものすごい再生能力があるなどと分かりやすい感じの能力が多い。
しかし、主人公は「自分の血を固くして纏うことができる」という
地味すぎる能力であり、攻撃は基本パンチである。

だからこそ戦闘シーンがいまいち盛り上がらず、
主人公が覚醒しても、そんなに強いようには見えず、
強くなった感も薄い。

結局打ち切りが決まってしまい、ストーリーも
かなり中途半端な所で終わった。
1話は悪くなかったが、全体的な練り込み不足が否めず、
読者が見たかったストーリーとは
違う方向に行ってしまった感じのある作品だった。

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岡本 喜道
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