アニメのミライを掴めっ!短編アニメの宝庫【アニメミライ】

アニメミライ

アニメミライという企画をご存じの方は何人いるだろうか?

2011年から企画が始まり、毎年「4本」の短編アニメが制作され劇場公開している。
劇場公開のみでDVDの販売などが行われておらず、見たいと思っても見れない方も多かったが
ここ最近、TSUTAYAでレンタルが開始ししている。

そんなアニメミライ、全てが「30分」の短いアニメ作品だ
原作のないオリジナル作品が多く、原作があっても「絵本」などの媒体であり
普通の地上波で流れるアニメとは少し違ったテイストの作品が多い。
いわゆる「オタク」向けではなく「一般向け」のテイストで作られており、
普段アニメを見たことがない人でも見ややすい作風の作品が多い

そんな中で全16本制作されているが、
今回は厳選した「4本」をご紹介したい

1・2011年公開作品たんすわらし

たんすわらし
一人暮らしをしているOLの元に、ある日、母からタンスが届く
そのタンスには「たんすわらし」と呼ばれる座敷童が住み着いていた
というところからストーリーが始まる作品だ

明るい雰囲気の作風で「一人暮らしのOL」を主人公に据えることで
女性ならば感情移入しやすいストーリー展開と
「たんすわらし」達の愛くるしさに癒やされる。

起承転結がきっちりした作品であり最後に少しホロりと感動させられ、
オチで思わず笑ってしまう。
日々の仕事に疲れた女性にオススメしたい作品だ

2・2012年公開作品わすれなぐも

わすれなぐも
古い本に封印されていた「蜘蛛の娘」、
外見は可愛らしい少女だが、言い伝えでは彼女は人を食べる
ヒロインはそんな蜘蛛の少女を再び封印するために行動を起こす・・
というところからストーリーが始まる

あらすじは怖いのだが、序盤から中盤までは明るい雰囲気の作品だ
まるで日曜の朝アニメのような「マスコットキャラ」的に描かれる
娘蜘蛛とヒロイン、そして古書店の店主の日常が描かれ
ギャグテイストが強い。

だが、そのギャグテイストは話が進むと徐々になくなっていく。
じわりじわりと恐怖心を掻き立てられ最後に「衝撃的な結末」を迎える。
バッドエンドという後味の悪さはあるのだが、
ホラーテイストで30分という尺でよくまとまった作品であり、
バッドエンドなのだが見終わった後にニヤニヤシてしまう作品だ

3・2013年公開作品デスビリヤード

デスビリヤード
命をかけたビリヤード、デスビリヤード。
死後の世界で「若者」と「老人」が互いにビリヤードで勝負をする
この作品は所謂「心理ゲーム」を題材にしている作品だ

最初は圧倒的に若者がビリヤードで優位に立つ、
だが話が進むと「老人」が逆転していく。
シンプルな試合運びの中で「若者」の同様、焦り、本性がむき出しになっていく
若者を演じる中村悠一さんの演技が素晴らしく
「人間の本性」をさらけ出すような演技を見るだけでも価値がある。

ストーリーの最後で「2人」がどうなったかは描かれない
描かれないからこその憎い演出であり、
見終わった後にも強烈に記憶に残る作品だ

2014年にテレビシリーズ化が決定している

4・アルモニ

アルモニ
子供の頃から同じ夢を見るヒロイン、
そしてそんなヒロインに好意を寄せる主人公。
設定としてはシンプルだ、だが、この作品は「雰囲気」が妙に生々しく
キャラクター同士の関係性や間、空気感がリアルに伝わり
この作品の世界観に飲まれる。

そんな世界観の中で主人公はヒロインと近づくキッカケを手に入れる。
ただの偶然で、ただの「ヒロイン」の勘違いでもある。
ヒロインしか知らないはずの夢の内容を主人公が知ることによって
ヒロインは主人公に対し執着にも似た感情を寄せ、
主人公はそんな「勘違い」を彼女に伝えられないまま、
偽りの「関係」を築く。

そして最後に決定的な「すれ違い」が生まれ物語が終わる。
二人の関係はこの後どうなるのか、ヒロインの夢に秘密があるのか?
話は無限大に広がっていきそうなのに、1話で30分で終わってしまう。

見終わった後に、ストーリーのその後を見ている側に予想させることで
作品の印象を強く残す作品だ。
いかがだろうか?1つでも見たい!と思う作品があれば嬉しい。
現在のところ、TSUTAYAでレンタルすることでしか見ることが出来ないが
この機会にぜひ見て欲しい作品だ
(たまに一部地域でテレビで放送されることも有ります)

この作品意外にも面白い作品がたくさんある。
アニメミライという企画に触れる切っ掛けになれば幸いだ